奥多摩と冬晴れ、そして温泉。

奥様‥あ ちがう、奥多摩に行ってきた。
行ってきたというよりも『呼ばれた』と表現したほうが正解かもしれない。

そのくらい僕を惹きつける景色の宝庫だった。
銀杏の樹は 陽の光に透かされ金色に輝き 僕の走る跡に舞いながら追いかけてくる。
そんな季節が好きで せっかく来たのだからと 温泉を求めて辺りをキョロキョロした。 

しばらくすると それはあった。
湯船のあちら側がガラス張りになっていて、山々の紅葉を独り占め。日帰り入浴の終了時間ギリギリに伺ったお陰で 風呂も景色も独り占めできた。
風呂を後にし、まぁまぁ恒例の蕎麦を食べて いやいやその蕎麦屋も 老夫婦が営む僕好みの蕎麦屋で食事し 店を出た僕の目に飛び込んで来たのが『土産屋』だ。

そこに惹かれ 伺ってみると やはりまた出逢った。それが『シソの実』という瓶詰め。

これは今晩のお客様の夜食に出せば喜び頂けるとヒト瓶500両で店を後にした。

西東京。帰りの空もお見事 ため息を存分につかせて頂いた。
夜のお店で せっせとお客様にお出しする深夜食のシソの実茶漬けを賄って 水俣遠征から帰還したみっちゃんとカオちゃんに早速味見して頂いた。

ふたりの会話は しばらく途切れることとなった

御返しに彼女からは水俣の大根漬けを頂いた。
来週はコレをベースに茶漬けの深夜食が流行りそうだ。


GOTA